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更新日:2025.06.25

公開日:2025.02.20

リハビリ

リハビリテーション職が公務員として働くには?

リハビリテーション職とは、病気やケガで困っている人をサポートするやりがいのある仕事です。 リハビリテーション職として働くことは、患者さんの生活を支え、回復を促すやりがいのある仕事です。中でも、公務員として働くことは、安定したキャリアを築くチャンス。 公務員のリハビリ職の魅力について、詳しくお話していきましょう。 公務員としてリハビリ職に就くことで、安定した雇用や福利厚生、地域貢献の充実感を感じながら働くことができます。 本記事では、公務員リハビリ職の働く場所、メリットと課題、必要な資格や試験対策を詳しく紹介します。 あなたも地域の一員として、確かなキャリアを築いていきませんか? リハビリテーション職とは? リハビリテーション職は、体のケガや病気から回復したい人を支える仕事です。医療機関や介護施設などで働いています。 この職種には理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が含まれ、それぞれの専門分野で患者さんの状態に合わせて支援を行います。 これらの専門職は、患者さんが日常生活に戻れるようサポートし、生活の質の向上を目指します。 リハビリが必要とされる現場はたくさんあり、医療や介護の分野だけでなく地域社会でも需要が高まっています。 また、医師の指示に従い、カンファレンス(複数の医療スタッフによる会議)で治療方針を共有しながら進めるため、それぞれの専門性を活かして患者さんの回復をサポートします。 リハビリテーション職が公務員として働くにはどんな場所がある? リハビリテーション職として公務員の道を選ぶ場合、実は、働ける場所がたくさんあるのです。それぞれの職場で求められる役割やスキルは少しずつ違いますが、どこでも地域の人々をサポートする大切な役割を担います。 ここでは、公務員としてリハビリテーション職が活躍できる場所を詳しく紹介します。 公立病院 公立病院でのリハビリテーション職の役割は、入院患者さんの回復を支援すること。病気やケガで入院・通院する患者さんに対し、以下のような業務を行います。 ・リハビリプログラムの作成と実施 医師の診断に基づき、患者さん個々の状況に合わせたリハビリ計画を立案します。例えば、骨折後の筋力回復や脳卒中後の歩行訓練などが挙げられます。 ・多職種との連携 看護師、ソーシャルワーカー、介護士などと協力して患者さんの退院後の生活を考慮した支援を行います。 公立病院では、最新の医療設備やチーム医療の中で働くため、高度な知識や技術が求められます。 保健所や自治体の健康増進センター 地域住民の健康を守るための活動を行うのが保健所や健康増進センターでの役割です。具体的には以下の業務があります。 ・健康教室の開催 高齢者向けの運動教室や生活習慣病予防セミナーを企画・実施します。 ・個別相談や訪問指導 リハビリが必要な住民の家庭を訪問し、個別の運動指導や生活改善のアドバイスを行います。 ・健康データの分析 地域の健康課題を調査し、その結果に基づいて改善策を提案します。 地域社会全体の健康増進に関与できるため、リハビリの視点を活かした活動が求められます。 特別支援学校 障がいのある子どもの支援になります。特別支援学校では、障がいのある子どもたちが自立した生活を送れるよう支援することが目的です。この場でリハビリテーション職が行う主な業務は以下のとおりです。 ・運動能力向上のサポート 子どもの成長や発達段階に合わせて、身体機能を改善・維持するための運動療法を提供します。 ・日常生活の指導 着替えや食事など、日常動作のトレーニングを行い、自立を支援します。 ・教育現場との連携 教員や保護者と連携し、子どもが授業や学校生活に適応できるよう環境を整えます。 子どもの成長に直接関わることで、大きなやりがいを感じられる職場です。 福祉施設や高齢者施設 高齢者や障がい者のリハビリテーション業務になります。福祉施設や高齢者施設では、利用者の生活の質を向上させるためのリハビリ業務を担当します。 ・機能回復訓練 身体の動きを維持・改善するためのリハビリを実施します。例えば、歩行訓練やストレッチ指導が一般的です。 ・生活環境の状況の把握 利用者が快適に過ごせるよう、施設内の環境を整えます。例えば、転倒リスクを減らすための配置変更などです。 ・介護職員への助言 介護士に対し、リハビリに役立つ知識やケア方法を共有します。 高齢化が進む中で、こうした施設でのリハビリテーション職のニーズはますます高まっています。リハビリテーション職が公務員として働ける場所は、公立病院から地域の健康増進センター、特別支援学校、福祉施設まで幅広く存在します。 それぞれの職場で求められるスキルや役割は異なりますが、どこも「人々の健康と生活の質を向上させる」という共通の目標があります。 あなたの得意分野や興味に合わせて、将来のキャリアを考える参考にしてください。 公務員として働くリハビリテーション職のメリットと課題 リハビリテーション職として公務員になることには、多くのメリットがありますが、もちろん課題も存在します。 ここでは、具体的なメリットと課題について詳しく見ていきましょう。 メリット ・安定した雇用と給与 公務員として働く最大のメリットは、経済的安定です。 給与は地方自治体や国の規定に基づき支給されるため、大きな変動がありません。また、ボーナスや退職金も確保されているので、将来的な安心感が得られます。 ・働きやすい環境と福利厚生 公務員は、働きやすい環境が整っている職場が多いです。 勤務時間や休日がしっかりと管理され、プライベートとの両立がしやすい傾向にあります。また、健康保険や育児休暇制度などの福利厚生も充実しているため、ライフステージの変化にも対応しやすいです。 ・地域に貢献できるやりがい 公務員リハビリ職は、地域住民の健康を支える重要な役割を担います。 地域に密着した支援を行うことで、多くの人の生活を直接的に支えるやりがいを感じられるのが特徴です。 課題 ・配属先による業務内容の違い 配属先によって仕事内容が大きく異なる場合があります。 例えば、公立病院でのリハビリ業務と保健所での地域支援業務では、求められるスキルや対応する対象が大きく異なるため、柔軟な適応力が必要です。 ・民間施設に比べた業務範囲の制約 民間施設では、自由度の高いリハビリプログラムを提案できる場合もありますが、公務員の場合は予算や規定の制約が大きくなりがちです。 また、地域住民全体を支援することが目的となるため、個別対応に限界を感じることもあります。 公務員として働くリハビリ職は、安定性や地域貢献という大きな魅力がありますが、課題を理解した上で、自分に合ったキャリアプランを考えることが重要です。 まとめ 公務員としてリハビリテーション職に就くことには、他にはない魅力がたくさん詰まっています。安定した給与や福利厚生に加え、地域社会に貢献できるという充実感は、他の職業では味わえない特別なものです。 患者さんと直接触れ合い、彼らの回復をサポートすることで、自分の仕事がどれほど大切な意味を持っているのかを実感できる瞬間が待っています。 もちろん、課題もあります。配属先によって求められる役割が異なるため、どんな場所でも柔軟に対応できる力が必要です。また、民間施設に比べると自由に仕事を進める範囲に制約があるかもしれません。 それでも、地域の人々と深く関わり、彼らの生活を支えることで得られるやりがいは、どんな制約にも勝るものです。 あなたが地域の一員として、人々の生活を支え、心から感謝される存在になれるチャンスが公務員リハビリ職にはあります。そのやりがいや充実感が、きっとあなたの成長と未来を輝かせる力になるでしょう。 あなたの「支える」想いを、確かな技術に。 ここだからかなう夢があります! 100%の合格率※が証明する、夢への近道。 ※2023年度 理学療法学科・作業療法学科 国家試験合格率より 平成リハビリテーション専門学校は… ・3つの専門学科で、医療福祉のプロフェッショナルを育成 ・全国平均を大きく上回る国家試験合格率 ・実践的なカリキュラムと少人数制で、即戦力となる人材を輩出 ・西宮の好立地で、大阪・神戸からもアクセス抜群 ここから、あなたの新しい人生が始まります。 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士として 患者さんの笑顔を支える喜びを、一緒に感じてみませんか? 夢への第一歩。平成リハビリテーション専門学校で、あなたの未来を描いてみましょう。 PT・OT・STすべての学科を一度に体験できる! オープンキャンパスの予約はこちらから!

更新日:2024.08.28

公開日:2024.02.26

リハビリ

言語聴覚士(ST)になるには専門学校と大学どっちが有利?メリットデメリットをご紹介します。

言語聴覚士になるためには、専門学校や大学で専門知識を学ばなければなりません。 学校のカリキュラムを全て学び、自身のスキルとして獲得できて初めて、言語聴覚士として働く準備ができるのです。 しかし、専門学校でも大学でも言語聴覚士になるための勉強はできるため、「どっちを選べばいいのか分からない」と悩む人も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、言語聴覚士になる際に専門学校と大学のどちらが有利なのかについて、メリット・デメリットを紹介しつつ解説します。 言語聴覚士になるには専門学校でも大学でも問題ない? 言語聴覚士になるには、文部科学大臣が指定する学校(大学)か、都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(専門学校)を卒業する必要があります。 上記の条件に当てはまる学校で所定のカリキュラムを学び、卒業することで言語聴覚士の国家試験を受験できるようになるのです。 言語聴覚士として働くためには、言語聴覚士の国家資格が必須となります。 そのため言語聴覚士になるのなら、まずは専門学校や大学への進学・卒業を済ませなければなりません。 指定されている学校であれば、どんなルート・経過を通っても卒業さえできれば受験資格を得られます。 ただ専門学校と大学どちらを選ぶかで学び方や時間が大きく変わります。 自分に合っている学校が、専門学校と大学のどちらなのかを判断して、適切な方を選ぶことが重要になるでしょう。 言語聴覚士になるために専門学校を選ぶメリット・デメリット 言語聴覚士になる際に専門学校を選ぶ場合には、以下のようなメリット・デメリットがあります。 入学1年目から専門的な学習が行える 言語聴覚士の専門学校は、1年目から言語聴覚士に必要な専門性が高い学習を行えます。 すぐに将来必要となる知識やスキルの習得が行えるため、学習のモチベーションを保ちやすいでしょう。 例えば言語聴覚士に必要な知識として、医学、心理学、認知科学、言語学、生命倫理学、コミュニケーション論、解剖学、⽣理学などを学びます。 これらの科目は言語聴覚士に必須の知識であるため、当然大学でも学習しますが、1年目からすぐに学び始められるのは専門学校のメリットです。 また、失語症学、構音障害学、嚥下障害学、聴覚障害学など、実際に自分が対応することになる症状への学習も早くから行われます。 実習中心の授業でスキルを身に付けられる 言語聴覚士の専門学校は、座学だけでなく実習を中心にした授業も多いです。 実際に患者さんとコミュニケーションを取り、評価技術や観察力を学べます。 現場の指導者や実際に言語聴覚士として働く人たちから、さまざまなアドバイスを得る機会があるため、実践的なスキルを身に付けられるのがメリットです。 実習が多いとついていくために体力が必要になりますが、その鍛えられた体力は言語聴覚士として働く際に役立ちます。 実際に働くための体を作るという意味でも、専門学校の実習中心の授業形態にはメリットがあるでしょう。 大学と比較して短期間で卒業できるため、学費が安い 言語聴覚士になるための専門学校は、3〜4年の期間(事前に大学を卒業している場合には2年間)で卒業ができます。 基本的に最短3年間の学習を行えば、卒業と国家試験への挑戦が可能となるのです。 短期間で卒業できるため、学費は大学と比較して安く、言語聴覚士として1年早く現場に出ることができます。 実際に働いてみて学べるも多いので、就職のタイミングが早い点は学習面でも金銭面でもメリットになるでしょう。 少人数制の授業や個別の就職サポートが受けられる 専門学校の多くは、少人数制の授業を採用しています。 少ない学生に対して講師が授業を行うことになるため、学習の遅れを防ぎやすいメリットがあります。 少人数制であれば、言語聴覚士になるという同じ志を持つ友人を作りやすく、それが学習モチベーションにつながることもあるでしょう。 また、専門学校では在籍する学生個人に対して、就職に関する個別サポートを行っています。 学生個人が持つ特性や希望を把握した上で、個別面談から就職先を決めるアドバイスを行ってくれるのです。 言語聴覚士は活躍できる領域が幅広いため、就職先に悩むケースは多いです。 そんなときは専門学校による就職サポートを活用し、将来について相談してみましょう。 学習スケジュールが過密になることも 専門学校は最短3年で卒業ができますが、その分学習スケジュールは過密になりやすいです。 レポート作成などでプライベートの時間がなかなか取れなかったり、実習の準備で友達と遊ぶ機会が作れなかったりする可能性があるでしょう。 忙しいなかで上手に時間をやりくりしなければならない点は、言語聴覚士になる際に専門学校を選ぶデメリットのひとつです。 言語聴覚士になるために大学を選ぶメリット・デメリット 言語聴覚士になるために大学を選ぶ場合、以下のようなメリット・デメリットが考えられるでしょう。 幅広い学習内容を対象に学べる 大学は専門学校と違って、幅広い学習内容を自由に学べる点がメリットです。 1年目から言語聴覚士になるための授業でスケジュールが埋まってしまうことがないため、自分の興味のある分野に積極的に挑戦できます。 「言語聴覚士を目指しているけれど、それ以外の勉強もしておきたい」といった場合には、大学のスタイルが合っているでしょう。 時間をかけて言語聴覚士に関する学習を行える 大学は卒業までに通常4年の時間が必要になるため、学習時間は専門学校よりも多くなります。 そのため言語聴覚士に関する学習を行う機会・時間が多くなり、じっくりと勉強を行える点がメリットです。 言語聴覚士の勉強と同時に他の学科や業界のことも学べるため、自分の進路についても柔軟に考えられます。 将来的に言語聴覚士以外の道も検討している場合には、学習時間が多い大学にメリットが見出せるでしょう。 言語聴覚士になるまでの学費が高い 大学では4年間の学習が必要になるため、トータルコストが高くなります。 基本的な授業料なども専門学校と比較して高額になるので、コスト面を見るとデメリットが多くなるでしょう。 一方で、専門学校の場合には最短3年で卒業できる点や、基本的な授業料が安めに設定されていることから、コストにおける問題は少なくなります。 なるべく学費を抑えて言語聴覚士になりたい、家庭の事情で多くの学費を捻出できないときなどには、大学よりも専門学校がおすすめです。 まとめ 言語聴覚士になるためには、まず専門学校や大学に進学し、専門知識を獲得して卒業する必要があります。 学校に通う過程で言語聴覚士に必要なスキルを身に付けられれば、その後の国家試験や就職もスムーズに進められるでしょう。 専門学校と大学のどちらにもそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットが備わっています。 この機会に各情報を比較して、自分に合っている学校がどちらなのかを考えてみてはいかがでしょうか。 費用面や学習効率を考慮すると、言語聴覚士の専門学校には多くのメリットがあります。 平成リハビリテーション専門学校には、充実した学習環境や就職サポートによる就職実績があるため、ぜひこの機会に詳細をご確認ください。

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