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更新日:2024.03.26

公開日:2024.03.26

言語聴覚士

社会人から言語聴覚士になるには

言語聴覚士になるには、社会人を経験してからでも問題ありません。 社会人から言語聴覚士になるためのルートをきちんと把握できていれば、誰でも挑戦ができるのです。 本記事では、社会人から言語聴覚士になるための方法や手順、注意点について解説します。 社会人からでも言語聴覚士になれる? 結論から言えば、社会人からでも言語聴覚士になることは可能です。 言語聴覚士の仕事は「リハビリ関係の職業」に当たるため、若くないと仕事ができないといった制約はありません。 そのためある程度社会人として活躍した経歴を持つ人が、言語聴覚士を目指すケースは決して珍しくないのです。 言語聴覚士が国家資格として認定されたのが1997年からなので、まだ歴史が浅くその存在を知らずに社会人になった人も多いです。 そのため改めて言語聴覚士として勉強し、就職し直す社会人も増えています。 言語聴覚士の国家試験に年齢制限はない 言語聴覚士に就職するためには国家資格が必要ですが、その試験の受験条件に年齢制限はありません。 そのため社会人として働いて以来長い時間が経過している人でも、国家試験に挑戦して合格を目指せます。 言語聴覚士の国家試験は毎年1回行われていて、だいたい1,500〜2,000人程度の人たちが合格しています。 それでも言語聴覚士の需要に対して共有は追いついておらず、有効求人倍率は高い水準でキープされています。 そのため社会人から言語聴覚士を目指す人にも就職のチャンスは多く、資格取得後はさまざまな業界および職場から声をかけられる可能性があるでしょう。 社会人経験が言語聴覚士になる際のメリットになることもある 社会人として経験してきたことが、言語聴覚士の仕事に役立つこともあります。 例えば言語聴覚士のリハビリ業務においてコミュニケーション能力は、必須のスキルです。 社会人として多くの人たちと交流を持った経験があったり、営業職などを経験して話術に自信があったりする人は、言語聴覚士として活躍しやすいでしょう。 その他、言語聴覚士として働く際には、患者さんの症状や具体的な課題を観察して評価する能力が必要です。 社会人として働いてきた時間のなかで、多くの人を見てきた経験がある場合、観察力や判断力が自然と養われているケースが多いので、言語聴覚士になるための条件を満たせている可能性があるでしょう。 世間でも「リスキリング」が注目されており、社会人から言語聴覚士を目指すことは決してハンデではなく、むしろ有利に働くこともあり得ます。 だからこそ、少しでも言語聴覚士に興味があるのなら、社会人として働いている今からでも本格的な転身を考えてみることがおすすめです。 社会人から言語聴覚士になる方法 社会人から言語聴覚士になるためには、基本的な流れがあります。 以下を参考に、社会人から言語聴覚士になるための方法を確認してみましょう。 指定の学校を卒業する 社会人から言語聴覚士になるためには、指定の専門学校や大学に通い、所定の学習を行って卒業する必要があります。 つまり、基本的な流れは学生から言語聴覚士になるときと変わらないのです。 社会人から言語聴覚士を目指す際には、まず指定されている専門学校や大学をチェックし、再進学先を決めることから始めてみましょう。 専門学校でも大学でも、卒業できれば言語聴覚士になるための道は開かれます。 一方で、専門学校と大学にはさまざまな違いがあり、人によって向き不向きがあるでしょう。 社会人から言語聴覚士を目指す場合、周囲の学生と比較して年齢が高いことが予想されます。 それは就職時の年齢が高くなることでもあるため、なるべく早く就職して実践的な環境で学ぶのがポイントです。 就職時の年齢のことを考えると、最短3年で卒業できる専門学校がおすすめです。 専門学校では1年目から本格的な学習が行われるため、言語聴覚士に関する知識が不足していても、素早くスキルとして身に付けることができます。 言語聴覚士の国家試験に合格する 専門学校や大学を卒業すると、言語聴覚士の国家試験を受験できる権利を得られます。 国家試験に合格することで働けるようになる流れも、学生から言語聴覚士を目指す場合と変わりません。 社会人でも試験内容は変わらないため、勉強すべき領域は全て習得して試験に臨む必要があります。 専門学校などでは、国家試験対策を早くから実施していることが多いため、自信を持って試験に挑戦できるでしょう。 社会人から言語聴覚士になる際の注意点 社会人から言語聴覚士になるには、事前に注意しておきたいポイントがあります。 以下を参考に、社会人から言語聴覚士になるための準備を進めておきましょう。 学費を準備する必要がある 社会人から言語聴覚士になるには、学校に再進学しなければならないため、学費の準備が必要です。 社会人として働きながら貯金ができている場合には問題ないかもしれませんが、もしまとまったお金を準備するのが難しい場合には、学費を貯める期間が必要になるかもしれません。 学費を貯める時間が必要になると、それだけ言語聴覚士になったときの年齢が高くなります。 そこから昇格や昇給を目指す場合、多くの努力を重ねてキャリアアップや転職をしなければならないでしょう。 社会人から言語聴覚士を目指す場合には、学費がいくらかかるのかを確認し、自分でも準備できる範囲なのかを把握しておいてください。 大学と比較すると、専門学校の方が学費は安い傾向にあります。 さまざまな奨学金制度が用意されているケースも多いため、学費をカバーしながら再進学ができる可能性もあるでしょう。 平成リハビリテーション専門学校は作業療法学科・言語聴覚療法学科を対象に独自の奨学金制度があります。 社会人から言語聴覚士になるときには、専門学校の学費と奨学金制度をチェックするのがポイントです。 仕事を辞めるタイミングに注意する 社会人から言語聴覚士になる場合、現在の仕事を辞めなければなりません。 収入が途絶えることになるため、その後の生活を成り立たせるための準備が必要になるでしょう。 特に一人暮らしをしている場合、収入がなくなると一気に生活が苦しくなる可能性があります。 学校に行っている間は実家に帰ったり、これまで働いていた職場で短時間のアルバイトをさせてもらったりと、生活を支えるための方法を考えておきましょう。 まとめ 社会人からでも、言語聴覚士になることはできます。 むしろ社会人としての経験が、言語聴覚士の仕事で活かされる可能性もあるでしょう。 それは重宝される人材として働けるきっかけになり、新しいやりがいを得ることにつながります。 言語聴覚士になることに興味があるのなら、社会人からでも遅くはありません。 平成リハビリテーション専門学校は独自の奨学制度があり、社会人の卒業実績も多く、社会人の方も目指しやすい環境が整っています。 ぜひこの機会に言語聴覚士になるための基本を確認し、専門学校などへの再進学を検討してみてはいかがでしょうか。

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