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更新日:2025.10.28

公開日:2025.10.28

リハビリ

リハビリテーション職が公務員として働くには?

リハビリテーション職として働くことは、患者さんの生活を支え、回復を促すやりがいのある仕事です。中でも、公務員として働くことは、安定したキャリアを築くチャンス。 リハビリテーション職とは、病気やケガで困っている人をサポートするやりがいのある仕事です。 公務員のリハビリ職の魅力について、詳しくお話していきましょう。 公務員としてリハビリ職に就くことで、安定した雇用や福利厚生、地域貢献の充実感を感じながら働くことができます。 本記事では、公務員リハビリ職の働く場所、メリットと課題、必要な資格や試験対策を詳しく紹介します。 あなたも地域の一員として、確かなキャリアを築いていきませんか? リハビリテーション職とは? リハビリテーション職は、体のケガや病気から回復したい人を支える仕事です。医療機関や介護施設などで働いています。 この職種には理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が含まれ、それぞれの専門分野で患者さんの状態に合わせて支援を行います。 これらの専門職は、患者さんが日常生活に戻れるようサポートし、生活の質の向上を目指します。 リハビリが必要とされる現場はたくさんあり、医療や介護の分野だけでなく地域社会でも需要が高まっています。 また、医師の指示に従い、カンファレンス(複数の医療スタッフによる会議)で治療方針を共有しながら進めるため、それぞれの専門性を活かして患者さんの回復をサポートします。 リハビリテーション職が公務員として働くにはどんな場所がある? リハビリテーション職として公務員の道を選ぶ場合、実は、働ける場所がたくさんあるのです。それぞれの職場で求められる役割やスキルは少しずつ違いますが、どこでも地域の人々をサポートする大切な役割を担います。 ここでは、公務員としてリハビリテーション職が活躍できる場所を詳しく紹介します。 公立病院 公立病院でのリハビリテーション職の役割は、入院患者さんの回復を支援すること。病気やケガで入院・通院する患者さんに対し、以下のような業務を行います。 ・リハビリプログラムの作成と実施 医師の診断に基づき、患者さん個々の状況に合わせたリハビリ計画を立案します。例えば、骨折後の筋力回復や脳卒中後の歩行訓練などが挙げられます。 ・多職種との連携 看護師、ソーシャルワーカー、介護士などと協力して患者さんの退院後の生活を考慮した支援を行います。 公立病院では、最新の医療設備やチーム医療の中で働くため、高度な知識や技術が求められます。 保健所や自治体の健康増進センター 地域住民の健康を守るための活動を行うのが保健所や健康増進センターでの役割です。具体的には以下の業務があります。 ・健康教室の開催 高齢者向けの運動教室や生活習慣病予防セミナーを企画・実施します。 ・個別相談や訪問指導 リハビリが必要な住民の家庭を訪問し、個別の運動指導や生活改善のアドバイスを行います。 ・健康データの分析 地域の健康課題を調査し、その結果に基づいて改善策を提案します。 地域社会全体の健康増進に関与できるため、リハビリの視点を活かした活動が求められます。 特別支援学校 障がいのある子どもの支援になります。特別支援学校では、障がいのある子どもたちが自立した生活を送れるよう支援することが目的です。この場でリハビリテーション職が行う主な業務は以下のとおりです。 ・運動能力向上のサポート 子どもの成長や発達段階に合わせて、身体機能を改善・維持するための運動療法を提供します。 ・日常生活の指導 着替えや食事など、日常動作のトレーニングを行い、自立を支援します。 ・教育現場との連携 教員や保護者と連携し、子どもが授業や学校生活に適応できるよう環境を整えます。 子どもの成長に直接関わることで、大きなやりがいを感じられる職場です。 福祉施設や高齢者施設 高齢者や障がい者のリハビリテーション業務になります。福祉施設や高齢者施設では、利用者の生活の質を向上させるためのリハビリ業務を担当します。 ・機能回復訓練 身体の動きを維持・改善するためのリハビリを実施します。例えば、歩行訓練やストレッチ指導が一般的です。 ・生活環境の状況の把握 利用者が快適に過ごせるよう、施設内の環境を整えます。例えば、転倒リスクを減らすための配置変更などです。 ・介護職員への助言 介護士に対し、リハビリに役立つ知識やケア方法を共有します。 高齢化が進む中で、こうした施設でのリハビリテーション職のニーズはますます高まっています。リハビリテーション職が公務員として働ける場所は、公立病院から地域の健康増進センター、特別支援学校、福祉施設まで幅広く存在します。 それぞれの職場で求められるスキルや役割は異なりますが、どこも「人々の健康と生活の質を向上させる」という共通の目標があります。 あなたの得意分野や興味に合わせて、将来のキャリアを考える参考にしてください。 公務員として働くリハビリテーション職のメリットと課題 リハビリテーション職として公務員になることには、多くのメリットがありますが、もちろん課題も存在します。 ここでは、具体的なメリットと課題について詳しく見ていきましょう。 メリット ・安定した雇用と給与 公務員として働く最大のメリットは、経済的安定です。 給与は地方自治体や国の規定に基づき支給されるため、大きな変動がありません。また、ボーナスや退職金も確保されているので、将来的な安心感が得られます。 ・働きやすい環境と福利厚生 公務員は、働きやすい環境が整っている職場が多いです。 勤務時間や休日がしっかりと管理され、プライベートとの両立がしやすい傾向にあります。また、健康保険や育児休暇制度などの福利厚生も充実しているため、ライフステージの変化にも対応しやすいです。 ・地域に貢献できるやりがい 公務員リハビリ職は、地域住民の健康を支える重要な役割を担います。 地域に密着した支援を行うことで、多くの人の生活を直接的に支えるやりがいを感じられるのが特徴です。 課題 ・配属先による業務内容の違い 配属先によって仕事内容が大きく異なる場合があります。 例えば、公立病院でのリハビリ業務と保健所での地域支援業務では、求められるスキルや対応する対象が大きく異なるため、柔軟な適応力が必要です。 ・民間施設に比べた業務範囲の制約 民間施設では、自由度の高いリハビリプログラムを提案できる場合もありますが、公務員の場合は予算や規定の制約が大きくなりがちです。 また、地域住民全体を支援することが目的となるため、個別対応に限界を感じることもあります。 公務員として働くリハビリ職は、安定性や地域貢献という大きな魅力がありますが、課題を理解した上で、自分に合ったキャリアプランを考えることが重要です。 まとめ 公務員としてリハビリテーション職に就くことには、他にはない魅力がたくさん詰まっています。安定した給与や福利厚生に加え、地域社会に貢献できるという充実感は、他の職業では味わえない特別なものです。 患者さんと直接触れ合い、彼らの回復をサポートすることで、自分の仕事がどれほど大切な意味を持っているのかを実感できる瞬間が待っています。 もちろん、課題もあります。配属先によって求められる役割が異なるため、どんな場所でも柔軟に対応できる力が必要です。また、民間施設に比べると自由に仕事を進める範囲に制約があるかもしれません。 それでも、地域の人々と深く関わり、彼らの生活を支えることで得られるやりがいは、どんな制約にも勝るものです。 あなたが地域の一員として、人々の生活を支え、心から感謝される存在になれるチャンスが公務員リハビリ職にはあります。そのやりがいや充実感が、きっとあなたの成長と未来を輝かせる力になるでしょう。 あなたの「支える」想いを、確かな技術に。 ここだからかなう夢があります! 100%の合格率※が証明する、夢への近道。 ※2023年度 理学療法学科・作業療法学科 国家試験合格率より 平成リハビリテーション専門学校は… ・3つの専門学科で、医療福祉のプロフェッショナルを育成 ・全国平均を大きく上回る国家試験合格率 ・実践的なカリキュラムと少人数制で、即戦力となる人材を輩出 ・西宮の好立地で、大阪・神戸からもアクセス抜群 ここから、あなたの新しい人生が始まります。 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士として 患者さんの笑顔を支える喜びを、一緒に感じてみませんか? 夢への第一歩。平成リハビリテーション専門学校で、あなたの未来を描いてみましょう。 PT・OT・STすべての学科を一度に体験できる! オープンキャンパスの予約はこちらから!

更新日:2024.12.17

公開日:2024.10.17

リハビリ

作業療法士の国家試験について解説!合格率80~90%で難易度は高くない

作業療法士を名乗って仕事をするためには、国家試験に合格して資格を取得することが必須です。 国家試験と聞くと難しくて合格まで何年も試験を受け続けなければならないようなイメージがあります。 しかし、作業療法士の国家試験はしっかりと準備して試験に臨めば、合格率は80〜90%程度とそこまで高難度の試験ではありません。 この記事では作業療法士の国家試験に関する詳細や落ちる人の特徴を紹介しているため、ぜひこの記事を参考にして国家試験の突破を目指しましょう。 作業療法士の国家試験の概要をわかりやすく解説 作業療法士の国家試験の概要について、1つずつわかりやすく解説していきます。 合格率は例年80~90%程度を推移している 作業療法士の合格率は例年80〜90%程度を推移しています。2020〜2024年(令和2年~令和6年)までの作業療法士の合格率を下表にまとめました。 .  2020年2021年2022年2023年2024年受験者数6,352人5,549人5,723人5,719人5,736人合格者数5,548人4,510人4,608人4,793人4,840人合格率87.3% 81.3% 80.5%83.8%84.4% ※各年をタップすると、その年ごとの厚生労働省合格発表ページに飛びます。 このように例年80〜90%の間を推移しており、合格率は低いものではないとわかります。 ただし、合格率80%の試験は5人に1人は落ちてしまう試験とも考えられるため、しっかりと準備して試験に臨むようにしましょう。 合格点は例年正答率60%以上が必要 合格点は例年全体の正答率60%以上が必要とされています。また、実地問題で35%以上の得点も必要です。 たとえば、2024年の試験であれば総得点で277点中167点(60.2%)以上、実地問題で117点中41点(35.0%)以上の得点が必要でした。 それぞれの基準で合格点を上回らなければならないため、全体的にしっかり学習を進めつつ、実地問題も合格基準を上回れるように対策してから試験を受けましょう。 問題数は200問で試験時間は午前午後160分ずつ 作業療法士国家試験の問題数は全体で200問です。ジャンルは一般問題と実地問題に分けられ、一般問題160問、実地問題40問です。 試験時間は午前午後それぞれ160分(2時間40分)で、100問ずつ解答します。 試験時間が長丁場になるため前日からゆっくりと休養を取り、昼食時間も活用して午後も集中力を切らさないようにしましょう。 試験日程は2月下旬に設定されることが多い 試験日程は例年2月下旬に設定されます。 たとえば2024年であれば2月18日(日)に筆記試験が行われ、2月19日(月)に重度視覚障害者に対する口述試験や実技試験が行われました。 2023年は2月19日(日)に筆記試験、2月20日(月)に口述試験や実技試験が行われました。 このように試験は2月下旬にあると想定して、試験に間に合うように学習を進めましょう。 合格発表は試験から1か月後の3月下旬 合格発表は試験から1か月後の3月下旬に厚生労働省のホームページにて行われます。 合格発表にあわせて受験結果の詳細や、まれに問題の誤りによる追加の合格者発表なども行われるため、そちらも参考として確認しておきましょう。 2024年は全国8都道府県で実施 2024年の作業療法士試験は全国8都道府県にて実施されました。 開催地は北海道・宮城・東京・愛知・大阪・香川・福岡・沖縄の8つです。 普段行き慣れない地域に行く人は、時間に余裕を持って会場に到着できるように道の確認や前乗りなどの準備をしておきましょう。 2024年の国試は内容が変更された 2024年(令和6年からは)試験の内容が変更されました。 厚生労働省が発表する「理学療法士作業療法士国家試験出題基準」が令和6年版で新しくなり、この基準にそって試験が行われたためです。 具体的な変更点は以下を参考にしてください。 理学療法士と作業療法士それぞれの専門問題だったものが共通問題に変更小児・新生児関連の範囲が追加医療機器関連の範囲が追加ハラスメントや人材管理など職業倫理関連の問題が追加 これらは一例で、他にも多くの範囲に変更や追加が行われています。 この出題範囲の変更により試験が難しくなったことを心配してしまう人もいるでしょう。 しかし、2024年の合格率が大きく下がっていないことから、過去の試験に比べて急激に難しくなったとはいえません。 これまで出題してきた内容が整理され、受験者にもわかりやすい試験になったと考えられるため、試験対策を今までのように行えば過度に心配する必要はないでしょう。 作業療法士の試験に落ちる人の特徴2つ ここまでは試験の概要について説明しました。次に、試験に合格できない人の特徴を紹介します。 1. 過去問の練習量が少ない 試験に落ちてしまう人のもっとも当てはまりやすい特徴は過去問の練習量が少ないことです。 過去問をなんとなく読んだだけの人、1度解いただけで終わってしまう人は作業療法士の試験に落ちてしまう可能性が高いでしょう。 問題に集中できる環境で本番のように過去問を解き、間違ったところは何度も復習する必要があります。 過去問演習を繰り返す中で、自身が間違えやすいところを把握できれば、その分野を重点的に対策することでより合格に近づけるでしょう。 過去問は厚生労働省が公開しているもののほか、解答に解説が付いた書籍や無料で多くの過去問を解けるアプリなどもあります。 これらの過去問練習ツールを駆使して何度も過去問を練習し、知識を定着させましょう。 2. 問題を解いても内容を理解できていない 過去問を何度も解いたとしても、ただ単に答えの番号を覚えただけでは意味がありません。 なぜその解答になるのか、その選択肢が正解になる理由を理解していなければ、問題の順番や問題文の表現が変更されただけで正答できなくなってしまう可能性があります。 しっかりと問題の本質を理解した上で、正答を選べるようにならなければ合格は難しいです。 過去問を何度も解くことに加えて、間違えた問題は必ず正答の理由まで理解して次の演習に進むようにしましょう。 作業療法士を目指すなら合格率100%の平成リハビリテーション専門学校 作業療法士を目指していて試験に合格できるかどうか不安を感じている人は、ぜひ平成リハビリテーション専門学校を進学先の候補にしてください。 平成リハビリテーション専門学校が試験に対して不安な気持ちを持っている人に向いている理由は、2023年度作業療法士国家試験の合格率が100%であり、安心して試験を受けられる環境が整っているからです。 これほど高い合格率を誇る秘訣は、平成リハビリテーション専門学校のカリキュラムと国試サポート体制にあります。 1年次からの国試対策がカリキュラムとして組まれており、模試による弱点克服、一人ひとりの学生に対し個別での指導なども行うサポート体制になっています。 また、最終学年では全教員が学生と関わりを持ち、それぞれの学力に応じた指導をするほど充実した国試対策を行っていることが、平成リハビリテーション専門学校の魅力の1つです。 手厚い国試対策と学生の努力によって、合格率100%の高い合格率を平成リハビリテーション専門学校では実現できています。 国試に不安を感じる人は、ぜひ平成リハビリテーション専門学校の手厚い国試対策を受けて、安心して国家試験に臨んでください。 \30秒で簡単!平成リハビリテーション専門学校の資料請求をする/

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