更新日:2024.08.28
公開日:2024.06.26
リハビリ
理学療法士を目指す際には、必ず理学療法士国家試験に合格しなければなりません。
その国家試験の受験資格を得るためには3年以上の理学療法士養成施設に通う必要があり、その学費にかかる費用は気になるところです。
理学療法士を目指す学校の平均的な学費は450〜600万円程度とされており、専門と大学でやや金額に差があります。
この記事では、学費の詳細について解説しつつ、理学療法士の学校がやや高額な理由についても紹介しています。
理学療法士養成施設への進学を検討している人のために、学費の負担を小さくする方法も紹介しているため、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
理学療法士の平均的な学費は450〜600万円程度です。
平均的な学費に150万円も開きがある理由は、進学先が専門学校か大学かで大きく異なるためです。
基本的には専門学校のほうが学費はリーズナブルであり、大学はやや高めの傾向にあります。
150万円も差があるそれぞれの学校の費用について、詳しく見ていきましょう。
専門学校の学費は450〜500万円程度が相場と考えられます。
令和4年に行われた調査によると、理学療法士養成施設に入学した場合、初年度にかかる学費は約178万円でした。
これらの金額は初年度にかかる費用で、入学金や教材費なども含まれています。
これらの費用は2年目にかからない、もしくはやや安くなると想定して考えると、3年間専門学校に通う学費は約450〜500万円程度が相場だと考えられます。
参考:公益社団法人東京都専修学校各種学校協会「令和4年度専修学校各種学校調査統計資料」
一方で大学は学費の相場が500〜600万円程度と考えられます。
こちらも専門学校同様、令和4年に行われた調査を参考に考えます。
理学療法士養成施設である大学に入学した場合、初年度にかかる学費は約148万円と専門学校よりも安いです。
初年度にかかる学費は大学のほうが安いのにもかかわらず、なぜ総額では大学のほうが高いのか疑問に思う人もいるでしょう。
その理由は、大学は通学期間が4年間だからです。
専門学校は国家試験の受験資格が得られる3年制を想定して考えました。
しかし、大学は4年制の学校がメインのため、学費総額の相場は専門学校よりやや高い500〜600万円が相場と考えられます。
なお、専門学校にも4年制の学校はあります。そのような4年制専門学校に通うと大学と費用は大きく変わらないことに注意しましょう。
参考:文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
理学療法士の学費はほかの学部に比べるとやや高い傾向にあります。その理由は医療系の進路だからです。
医療系の進路に進むと学費が高額になる理由も一緒に確認しましょう。
どのようなジャンルの進路を選んでも、学校の授業を受ける上で必要になるものが教科書です。
医療系の進路の場合は教科書が医学系専門書になる場合が多く、その教科書代が高額になります。
また、教科書だけではなく実習で使う道具や衣服なども医療系専門のものになるため、これらも学費が高額になる原因です。
これらの費用が学費に含まれている場合と、別途購入する場合があるため、入学前に必要になる金額は洗い出しておきましょう。
医療系の進路では、必ず実習がカリキュラムに組み込まれています。
実習をする上で専門の設備が必要になるため、その設備費も学費が高くなる原因の1つといわれます。
医療に使われる機械は精密機器であることが多く、それぞれが非常に高額です。
その設備を購入・維持するためにもお金がかかるため、設備を利用する学生も学費として負担している形です。
さらに、医療系の進路ではたくさんの実習がカリキュラムに含まれている学校も多く、これも学費が高くなる理由の1つです。
将来は研究者ではなく患者にリハビリをする理学療法士になりたいなら、多くの実習経験はかかせません。
卒業時には即戦力になることを目標として学生を育成している専門学校では、非常に多くの実習がカリキュラムとして組み込まれていることも一般的です。
実習を行う際、病院や福祉施設と協力して学生の面倒を見てもらう場合には、その施設に謝礼金を支払う場合があります。
また、実習地が遠方で宿泊が必要になる場合、交通費や宿泊費がかかる場合もあるでしょう。
多くの実習が必要な医学系の進路ではこれらの費用が頻繁にかかるため、学費が高くなる傾向にあります。
理学療法士を目指す学校の学費相場と学費が高くなる理由を知ったところで、次に知りたいことはその学費の負担をできるだけ小さくする方法です。
ここからは、学費負担をできるだけ小さくする方法を3つ紹介します。
一般的な学費負担を小さくする方法として上げられるものは、奨学金や教育ローンで一時的にお金を借り入れる方法です。
返済不要の奨学金から、利子がない奨学金、利子があったとしても非常に小さい奨学金など、多くの種類の奨学金が存在します。
奨学金や教育ローンに申し込む場合には条件が付いていることも多いため、事前に条件をよく確認してあなたにマッチするものを選びましょう。
それぞれの学校に学費をサポートする制度があります。
たとえば平成リハビリテーション専門学校では、ひとり親世帯修学支援サポートや特待生制度、一定条件を満たすと返済不要になる貸与金制度があります。
これらの制度を上手に活用すれば、もともと学費が安い学校ならさらに安く、もともと学費が高い学校でも、比較的負担を小さく通学できる可能性も出てくるでしょう。
これは学校独自のシステムであるため、学校によって支援してくれる金額が異なる場合も多いです。
それぞれの学校のサポート制度をしっかり確認して、その制度を利用した場合の実際の学費で学校を比較しましょう。
学校が行う返済不要の給付金のほかに、政府が実施する返済不要の給付金もあります。
この給付金は高等教育の修学支援新制度といわれるもので、令和2年4月から始まった新しい仕組みです。
この制度を利用して給付金をもらえる家庭や学生にはある程度の条件があり、さらに、入学予定の学校がこの給付金の対象校でなければ給付を受けられません。
やや条件が厳しいものの、この給付金を利用できれば金銭的負担を非常に小さくして学校に通えます。
受給資格がある学校への入学を考えていて、給付条件に当てはまりそうな人は、入学前に学校に相談して受給を検討しましょう。
学費を抑えて理学療法士の資格を目指したい人は、ぜひ平成リハビリテーション専門学校を進学先候補にしてください。
平成リハビリテーション専門学校は、学費がリーズナブルな専門学校の中でもさらにリーズナブルな学費で3年間通えるからです。
3年制専門学校の学費相場は450〜500万円と紹介しました。平成リハビリテーション専門学校ならば、この相場よりもさらに安い375万円で3年間通学できます。
相場と比べても75〜125万円も学費負担を抑えられるため、できるだけ学費の安い学校に入学したい人にぴったりの選択肢です。
また、2023年度の理学療法士国家試験の合格率も100%で、決して安かろう悪かろうの学校ではないこともわかります。
学費の負担はできるだけ小さくして、国家試験には安心して臨みたい人は、リーズナブルな学費と、高い国家試験合格率を両立する平成リハビリテーションをぜひご検討ください。